2026.09.06[ブログ]
株式会社永和は、小山市を拠点に、野木町・結城市・古河市・下野市まで対応する、外壁塗装・屋根塗装・足場・防水工事など、住宅の外装工事を幅広く取り扱う会社です。
私たちは、「ONE COMPANY COMPLETE CONSTRUCTION ~一社完結型の施工体制・責任施工~」を掲げ、建物の状態を確認したうえで、本当に必要なメンテナンスをご提案することを大切にしています。
最近インターネットで、「屋根塗装は意味がない」「屋根は塗装しても雨漏り対策にならない」「屋根塗装は必要ない」といった情報を見かけることがあります。
では、本当に屋根塗装は意味がないのでしょうか?
結論から言えば、屋根塗装が必要かどうかは、屋根材の種類と現在の劣化状態によって変わります。
塗装によるメンテナンスが有効な屋根もあれば、そもそも塗装する必要がない屋根もあります。そして、劣化が進みすぎて**「もう塗装では対応できない屋根」**もあります。
今回は屋根塗装が必要かどうかを判断するポイントを、塗装会社の視点から分かりやすく解説します。
屋根のメンテナンスを考えるときは、単純に築年数だけを見るのではなく、次のような順番で考えると分かりやすくなります。
【屋根メンテナンス簡易診断】
① 屋根材は陶器瓦・いぶし瓦?
→ YES:基本的に屋根材そのものの塗装は不要
→ NO:②へ

② 塗装によるメンテナンスが可能な屋根材?
→ NO:カバー工法・葺き替えなどを検討
→ YES:③へ

③ 屋根材の割れ・剥離・穴あきなどが大きく進行している?
→ YES:塗装以外の改修方法を検討
→ NO:④へ

④ 色あせ・塗膜劣化・軽度の錆・コケなどが中心?
→ YES:屋根塗装を検討

ただし、これはあくまで簡易的な考え方です。実際には屋根材の商品、下地、防水シート、雨漏りの有無なども確認して判断する必要があります。
屋根塗装にはきちんと役割があります。
スレート屋根や金属屋根など、塗装によるメンテナンスが必要な屋根材では、表面の塗膜が紫外線や雨風から屋根材を保護しています。
しかし、長期間紫外線や雨にさらされることで塗膜は徐々に劣化します。
色あせや艶の低下、コケ・藻、金属屋根であれば軽度の錆などが見られるようになります。
こうした段階で適切な下地処理を行い、屋根材に合った塗料で塗装することで、屋根材表面を再び保護することが屋根塗装の目的です。
つまり、「塗装が必要な屋根に、適切なタイミングで施工する」のであれば、屋根塗装には十分な意味があります。
問題なのは、塗装では直せない状態の屋根まで塗ってしまうことです。
代表的なのが、陶器瓦やいぶし瓦です。
これらはスレート屋根などとは性質が異なり、一般的に瓦そのものを保護する目的で定期的に塗装する必要はありません。
ただし、
「塗装が必要ない=屋根のメンテナンスが一切必要ない」
という意味ではありません。
瓦が割れたり、ずれたりすることがありますし、棟部分や漆喰など周辺部分の補修が必要になる場合もあります。
屋根材そのものに塗装が必要なのか、屋根の別の部分にメンテナンスが必要なのかを分けて考えることが大切です。
また、築年数が浅く、屋根材や塗膜にほとんど劣化が確認できない住宅についても、急いで塗装する必要がないケースがあります。
よく「屋根塗装は10年に一度」と言われますが、10年という数字だけで塗装時期を決める必要はありません。
屋根材や使用されている塗料、日当たり、周辺環境などによって劣化速度は変わるからです。
ここが屋根塗装を検討するうえで非常に重要です。
屋根材の劣化が軽度であれば塗装による保護ができます。
しかし、屋根材そのものが寿命を迎えていたり、下地まで大きく傷んでいたりする場合には、塗装しても根本的な改善にはなりません。
例えば、金属屋根で錆が大きく進行して穴が開いている状態。
スレート屋根に多数の割れや欠損が発生している状態。
雨漏りが続き、防水シートや野地板まで傷んでいる状態。
こうした屋根に高性能な塗料を塗っても、失われた屋根材の強度や傷んだ下地が塗装によって元に戻るわけではありません。
塗装直後はきれいになるため、「屋根が直った」ように見えるかもしれません。
しかし、見た目がきれいになることと、屋根の問題が解決することは別です。
築20年前後を迎えている住宅では、スレート屋根の商品まで確認することをおすすめします。
特にノンアスベスト化への移行時期に製造された一部のスレート屋根材には、経年によって割れ・欠け・反り・層間剥離などが発生しやすく、塗装によるメンテナンスが適さない製品があります。
ここで注意していただきたいのは、「ノンアスベスト屋根=すべて塗装できない」わけではないということです。
現在のスレート屋根もノンアスベストです。
問題なのは、特定の時期に製造された一部の商品や、すでに屋根材自体の劣化が進行しているケースです。
このような屋根の場合、表面に塗料を塗っても、屋根材そのものを補強することはできません。
そのため永和では、「スレートだから塗装」と一括りにせず、屋根材を確認してから施工方法を判断することを重要視しています。
屋根材そのものの劣化が進み、塗装によるメンテナンスが適さない場合には、屋根カバー工法を検討します。
カバー工法とは、既存屋根を基本的に残し、その上から新しい防水シートを施工し、さらに新しい金属屋根材で覆う方法です。
屋根表面を塗り直すのではなく、新しい防水層と屋根材によって屋根全体を改修するところが塗装との大きな違いです。
永和では、屋根カバー工法の屋根材として、稲垣商事の**「ヒランビー220」やアイジー工業の「スーパーガルテクト」**などをご提案しています。
例えば、コストとのバランスを重視するならヒランビー220、断熱材一体型の屋根材など付加性能を重視するならスーパーガルテクトというように、予算や希望に合わせて比較することができます。
ただし、カバー工法もすべての住宅に施工できるわけではありません。
野地板などの下地まで大きく傷んでいる場合には、既存屋根を撤去して下地から改修する葺き替え工事が適していることがあります。
屋根塗装のお見積りでは、
「シリコン塗料なら○年」
「フッ素なら○年」
「無機ならもっと長持ち」
と、塗料の耐久性に目が行きがちです。
もちろん塗料選びも大切です。
しかし、それより先に確認しなければならないのが、
「そもそも、この屋根は塗装していい状態なのか?」
ということです。
塗装に向かない屋根材に高耐久塗料を使用しても、下地となる屋根材そのものが先に傷んでしまえば意味がありません。
反対に、まだ十分塗装で維持できる屋根なのに、必要以上に高額なカバー工事を行う必要もありません。
だからこそ永和では、
塗装できる屋根なら塗装。
塗装では対応できなければカバー工法。
下地まで傷んでいれば葺き替え。
というように、屋根の状態から施工方法を考えることが大切だと考えています。
屋根の状態を確認するためだからといって、必ず屋根の上を歩く必要があるとは限りません。
特に劣化したスレート屋根では、人が歩くことで屋根材を傷めてしまう可能性があります。
そのため、屋根材の状態によってはドローンなどを活用し、できるだけ屋根へ負担をかけずに確認する方法も有効です。
屋根は地上からでは細かな状態が分かりにくい場所だからこそ、写真などで状態を確認しながら説明を受けることをおすすめします。
屋根塗装について大切なのは、
「屋根は塗るべき」
「屋根塗装は意味がない」
と一括りにしないことです。
塗装によって保護するべき屋根もあります。
陶器瓦など、基本的に屋根材そのものを塗装する必要がない屋根もあります。
そして、一部の劣化したノンアスベスト屋根や、屋根材・下地の傷みが進んだ屋根など、塗装では対応できない屋根もあります。
だからこそ重要なのが、施工前の屋根診断です。
株式会社永和では、小山市・野木町・結城市・古河市・下野市で、屋根材の種類と劣化状態を確認したうえで、屋根塗装・屋根カバー工法・葺き替えの中から、現在の住宅に合った方法をご提案します。
「塗れるから塗る」のではなく、「今、この屋根に何が必要なのか」を判断する。
屋根塗装を検討している方は、塗料を決める前に、まずは「自宅の屋根は本当に塗装が必要なのか?」を確認するところから始めてみてください。
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