2026.09.11[ブログ]
株式会社永和は、小山市を拠点に、野木町・結城市・古河市・下野市まで対応する、外壁塗装・屋根塗装・足場・防水工事の完全自社施工会社です。
私たちは、「ONE COMPANY COMPLETE CONSTRUCTION ~一社完結型の施工体制・責任施工~」
を掲げ、現地調査から足場工事、外壁・屋根塗装、シーリング、防水工事、施工後のアフターサポートまで、一社で責任を持って対応しています。
外壁塗装の工事中、お客様からよくいただく質問があります。
「少しくらいの雨なら塗装できないの?」
「軒下なら雨が当たらないから塗れるのでは?」
「雨が続いて工事が止まっているけど大丈夫?」
「晴れたら、すぐに続きから塗装できるの?」
結論からお伝えすると、雨の日の外部塗装は基本的に行いません。
塗装は「塗料を壁につければ終わり」という工事ではありません。
気温・湿度・下地の乾燥状態、そして塗装してから次の工程へ進むまでの「塗り重ね可能時間」など、塗料メーカーが定める施工条件を守って初めて、本来の性能を発揮できるものです。
今回は、なぜ雨の日に塗装してはいけないのか、そして意外と知られていない「乾燥時間を空けすぎてもいけない場合がある」という点まで詳しく解説します。
まず知っていただきたいのが、外壁塗装には施工できる気象条件があるということです。
日本ペイントも、一般的な施工条件として気温5℃以上・湿度85%未満で塗装可能と案内しています。また、公共建築工事標準仕様書に対応した同社仕様書でも、気温5℃以下、湿度85%以上、結露など塗料の乾燥に適さない場合は塗装を行わず、外部塗装については降雨のおそれがある場合も原則として行わないとしています。日本ペイント
つまり、
「雨が弱いから大丈夫」
「霧雨だから大丈夫」
「壁に直接雨が当たっていないから大丈夫」
という判断で塗装を進めるものではありません。
雨の日は湿度が高くなりやすく、塗装面にも水分が付着する可能性があります。
そのため永和では、天候や塗装面の状態を確認し、施工条件を満たさない場合は無理に塗装を進めません。

塗料には、塗ったあとに水分や溶剤などが抜け、適切に乾燥・硬化して塗膜を形成する過程があります。
ところが湿度が非常に高い状態では、この乾燥・硬化に悪影響を与える可能性があります。
その結果、
・乾燥が遅れる
・塗膜の仕上がりに異常が出る
・密着不良につながる
・ツヤに異常が出る
・白化などの仕上がり不良につながる
といったリスクが考えられます。
外壁塗装は完成直後だけきれいなら良いわけではありません。
数年、10年、その先まで住宅を守るために施工するものです。
だからこそ、その日の作業を少しでも進めることより、塗料メーカーが指定している条件を守ることの方が重要なのです。
工事期間中に雨が降ると、お客様としては、「このくらいの雨ならできそうだけど……」と思われることもあると思います。
特にポツポツと降っている程度の小雨だと、工事が止まっていることを不思議に感じるかもしれません。
しかし、外部塗装では雨の強さだけで判断するわけではありません。
重要なのは、湿度、塗装面の水分、今後の天候、塗装後に適切な乾燥時間を確保できるかなどを総合的に判断することです。
「小雨だから少しだけ塗ってしまおう」という考え方では、メーカー仕様に沿った品質管理はできません。

もう一つよくあるのが、「軒天なら雨が当たらないよね?」
「ベランダの下なら濡れていないから塗れるのでは?」という疑問です。
確かに、雨が直接当たらない場所はあります。
しかし、直接雨が当たるかどうかだけが塗装条件ではありません。
周囲の湿度が高ければ乾燥条件に影響しますし、結露や水分の付着にも注意しなければなりません。
そのため、「濡れていない場所だから必ず施工できる」という判断はしません。
塗料の種類や施工箇所、気温、湿度、下地の状態などを確認して判断する必要があります。

ここも非常に重要なポイントです。例えば朝まで雨が降っていて、午前10時から晴れたとします。
「雨が止んだから、すぐ塗装開始!」とは限りません。
外壁材や屋根材、シーリング周辺などに水分が残っている可能性があるからです。
表面だけを見ると乾いているように見えても、場所によって乾燥状態は異なります。
特に日陰や北面、風通しの悪い場所などは乾燥に時間がかかることがあります。
そのため「雨が止んだ時間」ではなく「塗装できる状態まで乾燥したか」を確認することが大切です。
外壁塗装は一般的に、
下塗り
↓
乾燥
↓
中塗り
↓
乾燥
↓
上塗り
という工程で進めます。ここで重要になるのが塗り重ね乾燥時間(塗装間隔)です。
塗料メーカーは製品ごとに、次の工程へ進むまでに必要な時間を定めています。
例えば日本ペイントの製品でも、パーフェクトサーフは23℃で塗り重ね3時間以上、5~10℃では16時間以上とされています。つまり同じ塗料でも、気温などによって必要な乾燥時間は変わります。日本ペイント
「触って乾いているから次を塗る」ではありません。
メーカーが定める仕様に従って工程を進めることが重要です。
ここはぜひ、お客様に知っていただきたい部分です。塗料は、
「最低○時間乾燥させる」
という条件だけではなく、製品によっては、
「○日以内に次の工程を施工する」
という塗り重ね可能時間の上限が設定されているものがあります。
例えば日本ペイントの「ファイン中塗DP」では、23℃の場合の塗り重ね乾燥時間として「3時間以上10日以内」という範囲が示されています。また「パーフェクトクーラーサーフ」では、気温によって「16時間以上3~7日以内」という上限があります。日本ペイント
つまり、乾燥時間は短すぎてもダメですが、製品によっては空けすぎてもダメなのです。
例えば下塗りを施工した翌日から雨が続いたとします。
1日目 下塗り
2日目 雨
3日目 雨
4日目 雨
5日目 雨……
「しっかり乾いたから、そのまま中塗りすれば大丈夫」
と思われるかもしれません。
しかし、使用している材料の仕様で塗り重ね可能時間の上限が定められており、それを超えてしまった場合は、そのまま次工程へ進めるとは限りません。
ここで重要なのは、使用している塗料のメーカー仕様を確認することです。
製品や塗装仕様によって対応方法は異なりますが、上限を超えた場合には、表面処理や清掃、目荒らし、指定材料の再施工など、メーカー仕様に沿った処置が必要になる場合があります。
したがって、「雨で工事が延びた=乾燥時間が長く取れて良かった」とは単純には言えません。
塗装会社側が「いつ・どの材料を・どこまで施工したのか」を把握し、メーカーが定める塗装間隔を管理する必要があります。
雨が何日も続くと、「予定より工期が長くなっているけど大丈夫?」「早く足場を外してほしい」と不安になると思います。
もちろん、私たち施工会社もできるだけ予定通り工事を進めたいと考えています。
しかし、天候だけはコントロールできません。そこで無理に、
「少しくらいなら塗ってしまおう」
「雨が当たらない面だけ進めよう」
「乾燥時間が足りないけど次を塗ろう」
と施工してしまえば、工期は短くできても、本来守るべき施工品質を犠牲にすることになります。
外壁塗装は、早く終わらせることより、正しい条件で施工することの方が大切です。
塗料にはそれぞれ施工仕様があります。
気温、湿度、使用量、希釈率、塗装回数、乾燥時間、塗り重ね可能時間など、守るべき条件があります。
実際、日本ペイントも乾燥時間について、使用量・通風・湿度・素地の状態によって変わると案内しています。日本ペイント
だからこそ株式会社永和では、「職人の感覚だけで塗る」のではなく、「使用する塗料のメーカー仕様を確認して施工する」ことを大切にしています。
雨が降ったら無理に塗らない。
湿度が高ければ施工条件を確認する。
雨上がりは下地の乾燥状態を確認する。
次の工程へ進む前には必要な乾燥時間を確保する。
そして、雨が長期間続いて塗り重ね可能時間の上限を超えた場合には、その製品の仕様を確認し、必要な処置を行ってから次工程へ進む。
こうした一つひとつの施工管理が、長持ちする外壁塗装につながると考えています。
「雨の日に外壁塗装はできますか?」
結論は、外部塗装は基本的にできません。
特に覚えていただきたいのは、
・湿度85%以上では塗装しない
・小雨だからといって塗装しない
・雨が直接当たらない場所でも安易に施工しない
・雨上がりは下地の乾燥状態を確認する
・工程ごとの乾燥時間を守る
・塗料によっては塗り重ね時間に上限がある
・上限を超えた場合はメーカー仕様に従った処置が必要になる
という点です。
雨で工事が止まると、お客様にはご不便をおかけすることがあります。
しかし、雨の日に工事を休むことも、正しい外壁塗装の一部です。
株式会社永和は、小山市を拠点に、野木町・結城市・古河市・下野市で、外壁塗装・屋根塗装・足場・シーリング・防水工事に対応しています。
ONE COMPANY COMPLETE CONSTRUCTION
~一社完結型の施工体制・責任施工~
工期を優先して無理に進めるのではなく、天候・湿度・乾燥時間・メーカー施工仕様を確認しながら、一つひとつの工程を適切に施工する。
見えなくなる工程や「塗らない判断」まで含めて品質管理することが、永和の考える責任施工です。