2026.10.21[ブログ]
株式会社永和は、小山市を拠点に、野木町・結城市・古河市・下野市まで対応する塗装・足場・防水工事の会社です。
外壁塗装の見積書や説明で、「下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り」という言葉を聞いたことはありませんか。
「同じ壁をなぜ何度も塗るの?」「3回塗れば必ず長持ちする?」「4回塗ったほうがお得なの?」など、疑問に感じる方もいらっしゃると思います。
一般的な外壁の塗り替えでは、下塗りの後に上塗り用の塗料を2回塗る、合計3回の工程がよく採用されます。ただし、必要な回数は塗料や工法、下地の状態によって異なります。
大切なのは、回数だけを数えることではなく、使用する塗料の仕様に沿って、必要な工程・塗布量・乾燥時間を守ることです。今回は、それぞれの役割と、工事前に確認したいポイントをご紹介します。

一般的な3回塗りは、下塗り、中塗り、上塗りという工程で進めます。
下塗りは、外壁の下地と、その上に塗る塗料との間をつなぐための工程です。中塗りと上塗りでは、製品の仕様に合わせて塗膜を形成し、色や艶を整えていきます。
なお、「中塗り」という名前の別の塗料を必ず使うわけではありません。同じ上塗り用塗料を2回塗る仕様の場合、1回目を中塗り、2回目を上塗りと呼ぶことがあります。
見積書に「上塗り2回」と記載されている場合も、下塗りを別に行う仕様なら、合計3回となります。呼び方だけで判断せず、どの材料を、どの順番で、何回使用するのか確認しましょう。
下塗りは、完成すると見えにくくなりますが、仕上げの塗料を適切に施工するための大切な工程です。
下塗り材には、上塗り塗料との密着を助けるもの、下地への吸い込みを抑えるもの、細かな凹凸を調整するものなどがあります。すべての下塗り材が、同じ働きをするわけではありません。
サイディング、モルタル、金属などの素材や、既存塗膜の種類、傷み具合を確認し、適した材料を選ぶ必要があります。
例えば、表面に特殊な加工がされた外壁では、一般的な下塗り材が適さない場合があります。塗料の商品名だけでなく、現在の外壁に合う組み合わせかどうかが重要です。
また、下塗りで大きなひび割れや腐食、雨水の浸入原因まで直せるわけではありません。塗装前に必要な補修を行い、下地を整えたうえで施工することが基本です。
中塗りは、下塗りの後に、仕上げのための塗膜をつくっていく工程です。上塗り用塗料を2回塗る仕様では、その1回目に当たります。
完成色に近づくため、見た目にはこの段階で十分きれいに見える場合もあります。しかし、「色が付いたから完了」とは限りません。
塗料は、メーカーが定める使用量や塗り回数などの条件に沿って施工することで、本来の性能を発揮するように設計されています。見た目だけを理由に、必要な工程を省くことはできません。
中塗りの段階でも、外壁の凹凸や細部に適した道具を使い、塗り残しや極端な塗りむらを避けながら施工します。
ただし、中塗りだけで一定の厚みを一度に付けようとするのではなく、その製品に合った量で塗り重ねることが大切です。
上塗りは、中塗りの後に必要な乾燥時間を確保し、仕上げる工程です。
上塗り用塗料を2回塗る仕様では、2回目の塗装によって必要な塗膜を形成し、色や艶、外観を整えていきます。
ただし、上塗りを行えば、それまでの不適切な下地処理や材料選びを取り戻せるわけではありません。高圧洗浄、補修、下塗り、中塗りといった工程の積み重ねが大切です。
また、塗料を多く使えば使うほどよいというものでもありません。一度に厚く塗りすぎると、たれや乾燥不良などにつながる場合があります。
塗装後は、安全に確認できる範囲で仕上がりの説明を受け、気になる箇所があれば担当者へ伝えましょう。高所の確認は、ご自身で足場に上がらず、工事写真などを活用してください。
塗布量とは、一定の面積に使用する塗料の量のことです。製品資料には、1平方メートル当たりの標準使用量などが示されています。
同じ3回塗りでも、必要な量が確保されていなければ、その仕様に合った施工とはいえません。反対に、一度に大量の塗料を塗って、複数回分の代わりにすることも適切ではありません。
水や専用の希釈剤で薄める製品では、希釈の割合にも指定があります。薄めすぎるなど、仕様を外れた使い方は避ける必要があります。
ただし、実際の使用量は、外壁の凹凸や吸い込み、施工方法などにも左右されます。缶数だけを見て、十分か不足かを一律に判断できるわけではありません。
工事前には、塗装面積、使用塗料、予定する工程を確認しましょう。使用量について疑問があれば、製品資料や現場条件とあわせて説明を受けることが大切です。
塗り重ねる際は、前の塗膜を適切に乾燥させる必要があります。見た目や手触りだけで、次の工程へ進めてよいとは限りません。
製品資料には、温度などの条件に応じた「塗り重ね乾燥時間」が示されています。製品によっては、次の塗装までの上限期間にも指定があります。
実際の判断には、気温、湿度、日当たり、風通し、塗布量なども関わります。夏だから必ず早く進められる、冬だから一律に何日空ける、と決めつけることはできません。
「同じ日に中塗りと上塗りをしたから、必ず不良施工」とも限りません。必要な乾燥時間と施工条件を満たしているかが判断のポイントです。
一方で、工期を短縮するために乾燥時間を省くのは避けなければなりません。雨や結露の影響も含め、どのように工程を管理するか確認しましょう。
一般的な3回塗りとは異なる仕様の塗料や工法もあります。透明な塗料で外壁の模様を生かす仕上げ、模様をつくる工法、専用の保護層を加える仕様などは、工程の構成が異なる場合があります。
また、下地の吸い込みや状態によって、追加の処理や下塗りが必要になることもあります。
そのため、「2回だから手抜き」「4回だから必ず高品質」と、回数だけで決めつけないことが大切です。必要な仕様に対して工程が足りているか、追加工程にはどのような理由があるかを確認しましょう。
同じ上塗り塗料を余分に重ねることと、専用の保護層を含む塗装システムを採用することも、別の話です。
上塗りの回数を増やすだけで、耐久性が比例して高まるわけではありません。外壁の状態に合う材料と、メーカーが定める適切な仕様で施工することを重視しましょう。
工事前の打ち合わせでは、次の内容を確認しておくと安心です。
・外壁材と既存塗膜の状態
・塗装前に行う洗浄や下地補修
・下塗り材と上塗り材の商品名
・各材料の塗り回数と施工範囲
・使用する色番号と艶
・乾燥時間や天候による工程の調整
・工事中の報告方法と写真の内容
見積書に「外壁塗装一式」とだけ記載されている場合は、材料や工程を補足してもらいましょう。
工事写真は、使用材料や各工程の様子を共有するために役立ちます。ただし、写真だけですべての塗布量や乾燥時間を証明できるわけではありません。作業記録や担当者の説明とあわせて確認することが大切です。
中塗りと上塗りの色を変える場合も、製品仕様や仕上がりへの適合性を確認する必要があります。色が違えば必ず安心、同じ色なら確認できない、と考えず、施工内容を共有してもらいましょう。
小山市・野木町の外壁塗装は株式会社永和へ
外壁塗装の品質は、「3回塗り」という言葉だけで決まるものではありません。下地に合った材料を選び、必要な補修、塗布量、乾燥時間を含めて適切に施工することが大切です。
株式会社永和では、小山市・野木町・結城市・古河市・下野市で、外壁塗装・屋根塗装・足場工事・防水工事のご相談を承っています。
「見積書の塗装工程が分からない」「自宅にはどのような工事が必要?」など、気になることをお気軽にお聞かせください。
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